【次期生徒募集中・2025年12月開催決定】産前産後ケアセラピスト育成講座/新規生徒募集のお知らせ

セミナー・ワークショップ

 「永遠にわたって、神は出産の床に横たわり、命を生み出している。神の本質とは出産である。」

―マイスター・エックハルト

妊娠の持つ変容の力

妊娠は、未来を育むという大いなる営みに参加する時間であり、味わい、祝福すべきものです。奇跡のような時間であり、実際には自分自身と子どもの成長にとって極めて重要な時期です。妊娠と出産は、新しい始まりの生化学に体全体が浸される出来事であり、過去を癒す時間 でもあります。

日本を取り巻く妊娠出産の現状について

・癒着胎盤:帝王切開経験者の約3〜15%(経験回数により上昇)
・合計特殊出生率(2023年速報):1.20(過去最低)
・約21.2%(全出産のうち)→ およそ5人に1人以上が帝王切開
・「核家族化」や「里帰り出産困難」により孤育て率(周囲の支援が得られない状況)が高まっているとされる

・児童虐待相談対応件数は過去最高(平成26年度)

・無痛分娩の実施件数は過去最高(2024年度調べ)

神経学的に見ると、出産とは一連の運動機能です。
身体が自然に知っている動きであり、膝を叩くと反射的に足が跳ねるのと同じくらい本能的なものです。

解剖学的に見ると、女性の身体の本来の設計に勝る薬や医療手段は存在しません。
たとえば子宮は、妊娠中赤ちゃんの“家”であり、陣痛が始まると筋肉として赤ちゃんを子宮頸部へ、そして産道へと押し出す役割を担います。

子宮頸部は、妊娠中は赤ちゃんを守るためしっかり閉じており、陣痛が始まると徐々に開いていきます。
多くの妊婦は、無意識のうちに「医者が一番よく知っている」と思い込み、こうした過剰な医療化に従ってしまいます。

しかし、もしあなたがそれらの処置が自分自身や赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があると知ったら、本当に必要がない限りそれでも受けたいと思うでしょうか?

私たちは妊娠出産において、空前の多様化となっています。

妊娠出産において1番必要な『母体からのインナーガイダンス』の声に従う動きが年々薄れていっているように感じざるをえません。


母親になるという事。

本当にやりがいのあることにも似ていますが、母親となることは奥の深いチャレンジングな経験です。

赤ちゃんは母親に依存し、私たち親が負うべき責任というものを受け入れる必要があります。

自分の赤ちゃんに対する反応がその子の幸福や健康にとって不可なものであり、私達のほとんどが十分良い母になれるということを知っておくべきなのです。

過去と感情の清算

しかしながら、多くの場合は、母親となるにあたって事前に何も準備できないものです。

例えば赤ちゃんに対する自分の愛情の深さに驚かされるかもしれないし、また別の時には怒りや絶望が優勢になるかもしれません。

赤ちゃんの望みを満たすことが出産後しばらくあなたの最優先事項になるでしょうが、その愛情が自然に返ってくるときはユニークですばらしい瞬間となるでしょう。子育てに含まれる全ての仕事を価値あるものにし、元気づけられ満ち足りた気持ちを経験するのはそんな時なのです。

出産を迎えるには「村」が必要です。

妊娠や出産というのは、1人の女性、男性が母親や父親へと変化を遂げる時期であり、周りの家族達へ新しい役割を生み出す時期でもあります。その村は家族からコミュニティ、医療従事者から助産師だけではなく、ドゥーラやホリスティック療法士など情報や技術的な知識がある人達の事もその村人となります。

“その中でも重要なポジションとなる村人はボディワーカーやマッサージセラピストである”

と妊婦マッサージ教育者のCarole Osborneは語っています。
そしてこのコミュニティを存続させるためには“ヒーリング”の力が必要不可欠になります。

この講座では、妊娠中・分娩・産後の女性の為のヒーリングテクニック・マッサージ技術・妊産婦の身体づくりのサポート実践を習得する内容です。
妊婦・産後の女性のニーズを満たすサービスの充実化を目指しているサロンやスパマネージャー、助産師、ドゥーラ、看護師など、妊娠出産に関わる全ての職種の人へ向けた知識と技術を提供します。

講座のポイントと特徴

⑴妊娠後~産後の身体作りをサポートする
⑵産前産後の女性の身体の変化について専門的に学べる
⑶周期毎の妊婦への関わり方を学べる
⑷パートナーへの出産準備や分娩中のサポート指導も可能(※注意事項あり)
⑸母子あらゆる症状やメンタルヘルスアプローチについて学べる

【座学】

理論(オンライン)

① マタニティマッサージに期待できる効果
(生理的にどのように機能するのか→循環器系、消化器系、呼吸器系、皮膚、筋骨格への影響)
② 妊娠中のガイドライン・注意点と禁忌
③ 妊娠各周期ごとの機能解剖学
(初期・中期・後期の生理的変化と施術上の配慮含める)

④産前産後の骨盤底


NEW!帝王切開後の身体の変化と骨盤臓器癒着

NEW!臓器癒着・・・身体に隠れた脅威

・『癒着』とは何か
・『癒着』とはどこから来るのか
・癒着への対応
・癒着と女性の健康

【実践】

技術指導(対面)

①骨、筋、筋膜の動きや走行を理解しながら、全身の産前産後のマッサージ技術を習得していただきます。
②産前産後のアファメーションテクニック
③恥骨痛、腰痛、悪阻、逆子などの症状別対処方法
NEW!顎関節症と骨盤の関係性・顎関節症へのアプローチ
NEW!妊娠中の臓器位置の確認
NEW!帝王切開後のスカーティシューアプローチ
⑦出産サポートテクニック
⑧ベビーマッサージテクニック

◆募集人数

定員8名

◆受講料

450,000円(税込)
※銀行振込又はクレジットカード払いが可能。
分割払いは2回まで可能。お支払いのご相談は面談時に承っております。

◆お申し込み期日

2025年10月10日(金)

◆開催スケジュール

【オンライン座学について】
講座の録画をお申込み・入金完了後に送らせていただきます。

こちらの動画で予習をしてきた上で手技実践がスムーズに行えるので予習は最低でも1ヶ月前からお願い致します。

【手技実践内容】
■1日目

・施術者の心構えとマッサージの基礎編・横向きの施術①/妊娠中の背中マッサージ方法・マタニティマッサージベーシック

■2日目
・横向きの施術②/陣痛時のケアとマッサージ法・呼吸法・仙腸関節の評価・脊柱と椎骨・上肢体リリース法②

■3日目
・上肢体リリース②・お腹のヒーリングマッサージと呼吸、アファメーション/下半身のリリース法

■4日目
・悪阻のケア、デコルテ、顎関節症のアプローチ法・流産の方へのサポート/妊娠中と産後のマッサージ技術の総復習

■5日目
赤ちゃんと子供のマッサージトリートメント法/帝王切開後のスカーティシュー

◼️6日目
・マッサージ技術の総復習


※対面講座全日10:00~16:30迄
※開催場所 各認定講師により異なる為、オンライン面談時にご相談ください。

合計6日間+受講最終日から3ヶ月間の技術練習サポート有り(一部有料)

お申し込みは下記公式LINEよりお願いいたします。

◆講座受講を検討されている方はオンラインでの対面説明会を行います。

お申込み時に、ご都合の良い日時を3候補お知らせください。

友だち追加

【講師紹介】

藤本かたる(関西地区担当)

Lyre SpaのKataruと申します。

10代から無月経を経験し、身体のことが気になりながらも国内外で様々な仕事を経験しました。
セラピストに導かれるように転職し、独立してからは私のように婦人科系疾患を抱えている人々のために活動したい気持ちが大きくありました。
その気持ちはまだあるのですが、たくさんのお客様に関わっていく中で、こころの在り方が身体に影響していること、その多くが幼少期に関連していることを感じました。母子のケアは地球を救うといっても過言ではないくらい、人間のベースになると思っています。茜さんの元で学び始めてから、セラピストの仕事によりやりがいを感じ、大好きになったように、NAJAの素晴らしい技術とこころの部分、私の今までの人生経験を伝えながら、ご縁ある生徒さんと共に成長できたらなと思います。どうぞ宜しくお願いします✨

◉Instagramはこちら

◉Websiteはこちら

光武友紀(九州地区担当)

岩手県出身、現在は奄美大島在住のBHEL spaのミツタケユキと申します。
私が女性の身体と健康に向き合うようになり13年が経ちます。
1児の母でもあり、家事と仕事と育児に日々奮闘しております。
身近に母子のサポートをしてくれる方がいたら涙する日はもっと少なくて、子供に笑顔で接する時間が長かったのではないか。と私自身の経験から思います。
妊娠中・出産後は特に心身相関ともにセンシティブになっている女性が多いです。共働きが増えている現代、”母親”はいくつもの心身の負担がのしかかっている状態が続き、不調を感じやすい環境にあるといえます。
行政のサポートでは子供の発達が遅れているかどうかの判断の方が多く、母親自身のメンタルケアまでケアしてくれる場所はまだまだ少い印象です。母親の笑顔は子供へ、そして家族の笑顔に繋がります。
育児へのスムーズな導入をもサポートし、産前・産後ケアをサポートしてもらうのが当たり前の日本となるように私も皆さんと共に成長していきたいです。

◉Instagramはこちら

◉Websiteはこちら

北野友理(九州地区担当)

富山市で鍼灸師をしている北野 友理です。
現在新たな拠点『GOKAN(五感)鍼灸』を作るために奮闘中です。

生理が始まって間もなく冷えと生理痛に悩まされ貧血が発覚し大好きな部活と運動に支障をきたし、20代では体と心のコントロールがとれなくなり、鍼灸の仕事を一度離れて26歳の時に南インドケララ州KALホスピタルに1ヶ月入院し婦人科疾患中心の治療を受けました。
30代では卵巣嚢腫と内膜症の癒着を剥がす手術を2回受けています。

自身の身体と心の不調に悩み続けた経験、向き合い続けてnajaspaにたどり着いたご縁を生かしこれから自分と同じような不調や悩みを抱えていらっしゃる方達の癒し処になりたいと思っています。

お母さんになる前の自分自身と向き合う時間、お母さんになってからもお子さんを通して自分とは?を考える時間の大切さ、話し合うことをたくさんしていきたいと思っています。よろしくお願いします!

◉Instagramはこちら

関連記事